豚軟骨
「豚軟骨」を扱う前に知っておきたいこと
RANRECI GUIDE圧力鍋でしか到達できない食感がある部位。20分の加圧でコリコリがプルプルに変わる。
どんな部位か
豚軟骨は肋骨まわりの軟骨部分で、地域や商品によって「パイカ」「軟骨ソーキ」「豚バラ軟骨」などと呼ばれます。通常の調理法ではまず食べられない硬さですが、長時間の加熱でコラーゲンが変性し、プルプル・トロトロの独特の食感に変わります。
100gあたりの単価がスペアリブの半分程度のことも多く、時間を味に変換できるコストパフォーマンスの高い部位です。
選び方
- 色:肉の部分が鮮やかなピンク色で、変色していないもの
- 軟骨の比率:軟骨だけのものと肉付きのものがある。煮込みには肉付きが向く
- ドリップ:パックに赤い汁が溜まっていないもの
- 厚み:厚すぎると火が通りにくいので、2〜3cm厚のものが扱いやすい
代表的な料理
| 料理 | 味の系統 | 特徴 |
|---|---|---|
| ソーキ煮 | 黒糖+醤油 | 沖縄の定番。沖縄そばに乗せる |
| ソーキ汁 | 塩+かつおだし | 大根と煮る。あっさり系 |
| 軟骨の角煮風 | 醤油+砂糖+みりん | 和風。大根と一緒に |
| 中華風煮込み | オイスター+八角 | 八角を入れると本格的に |
| カレー | ルー | 加圧後にルーを溶かす |
保存
- 煮汁ごと冷蔵:3〜4日。冷えると脂が固まるので取り除ける
- 冷凍:煮汁ごと小分けで1ヶ月。解凍して温めるだけ
- 作り置き向き:一晩置いたほうが味が入るので、まとめて作る価値が高い
ranreci データからの所見
ranreci が観測している楽天レシピのランキングでは、豚軟骨は沖縄料理(ソーキ)系と圧力鍋レシピが上位を占めます。「圧力鍋で」「炊飯器で」といった調理器具名がタイトルに入るレシピが目立つのが特徴で、この部位が調理器具の性能に強く依存することを裏付けています。時間をかけられるかどうかが、そのまま料理の成否を分ける食材です。
「豚軟骨」の下処理・下ごしらえ
RANRECI HOW-TO豚軟骨(パイカ・ソーキ)は、下茹でで脂と臭みを抜いてから本煮するのが鉄則です。この2段構えを省くと、脂っこくて重い仕上がりになります。
-
1
下茹でする
鍋にたっぷりの水と軟骨を入れ、沸騰したら5〜10分茹でます。大量のアクと白い脂が浮くので、これを捨てるのが目的です。茹で汁は使いません。
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2
洗う
ざるに上げ、流水で1つずつ表面のアクと脂を洗い流します。ぬめりが残っていると仕上がりが濁るので、指でこするようにしっかり洗ってください。この工程を丁寧にやるほど、完成品が軽い口当たりになります。
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3
本煮する(圧力鍋)
洗った軟骨を鍋に戻し、かぶる程度の水・酒(または泡盛)・しょうがの薄切り・長ねぎの青い部分を入れて加圧20〜25分。自然放置で減圧します。ここではまだ醤油や砂糖を入れないでください。先に味を入れると身が締まって柔らかくなりません。
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4
味を入れる
蓋を開け、醤油・砂糖・みりんを加えて蓋なしで15〜20分煮ます。煮汁を煮詰めながら味を含ませる工程です。沖縄のソーキ煮なら黒糖と醤油、和風の角煮風なら醤油・砂糖・みりんが基本になります。
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5
冷まして味を含ませる
火を止めてそのまま冷ますと、温度が下がる過程で味が中まで入ります。時間があれば一晩置くとさらに良く、翌日は表面に固まった脂を取り除けるので、より軽い仕上がりになります。
この手順は ranreci 編集部が独自にまとめたものです。個別のレシピの作り方は各レシピの提供元をご確認ください。
「豚軟骨」のよくある質問
- Q.豚軟骨はどのくらい加圧すれば柔らかくなりますか
- A.20〜25分が目安です。10分程度だとコリコリ感が残り、これはこれで好みが分かれます。30分を超えると軟骨のゼラチン質が溶けてプルプルになり、箸で切れる状態になります。硬さは好みなので、初回は20分で様子を見て、次回から調整するのがおすすめです。通常の鍋なら2時間〜2時間30分かかります。
- Q.ソーキとパイカと軟骨は同じものですか
- A.ほぼ同じ部位を指します。「ソーキ」は沖縄で豚のあばら骨周り(スペアリブ)を指し、軟骨が多い部分を「軟骨ソーキ」と呼びます。「パイカ」は主に豚バラの軟骨部分を指す呼び名です。いずれも肋骨まわりの軟骨で、調理法は共通です。スーパーでは「豚軟骨」「パイカ」「軟骨ソーキ」などの名前で売られています。
- Q.圧力鍋がなくても作れますか
- A.作れますが時間がかかります。下茹での後、弱火でコトコト2時間〜2時間30分煮てください。途中で水が減ったら足します。炊飯器の保温機能を使う方法や、保温調理鍋(シャトルシェフ等)を使う方法もあり、火加減の管理が不要なぶん失敗しにくくなります。
- Q.脂っこくならないコツはありますか
- A.下茹での茹でこぼしを必ず行うことと、仕上げ後に一度冷ますことです。冷めると表面に脂が白く固まるので、これをスプーンで取り除けば大幅に軽くなります。作り置きして翌日食べるスタイルが、味の面でも脂の面でも理にかなっています。
豚軟骨を使った人気レシピ
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よく一緒に使われる食材
「豚軟骨」を使うレシピで頻出する他の材料 TOP8。
調理時間の分布
| 1時間以上 | 4 |
| 約1時間 | 2 |
| 約30分 | 1 |
費用目安の分布
| 500円前後 | 4 |
| 1,000円前後 | 3 |