ワラビ
「ワラビ」を扱う前に知っておきたいこと
RANRECI GUIDEあく抜きしないと食べられない山菜。重曹がなくても、灰・小麦粉・熱湯だけで抜ける。
どんな山菜か
わらびは日当たりのよい山野に群生するシダの若芽で、日本では古くから春の代表的な山菜として食べられてきました。あく(えぐみ)が強く、下処理なしでは食べられないのが最大の特徴です。逆に言えば、あく抜きさえ覚えれば料理そのものは難しくありません。
ぬめりのある独特の食感が身上で、おひたし・煮物・味噌汁の具・パスタの具まで幅広く使えます。
選び方
- 穂先:握りこぶしのように閉じているもの。開いて葉が広がったものは硬くえぐみが強い
- 茎:太くて短く、産毛がしっかり残っているもの
- 色:全体に緑〜紫がかった濃い色。黄ばんだものは古い
- 切り口:みずみずしく、変色していないもの
あく抜き後の食べ方
- おひたし:だし醤油+かつお節。ぬめりが最も活きる
- 味噌汁:油揚げと合わせるのが定番
- 煮物:油揚げ・厚揚げ・たけのこと
- パスタ:ベーコンやにんにくと炒めると和洋どちらでもない独特の一皿に
- たたき:包丁で叩いて粘りを出し、納豆やめかぶと
保存
| 方法 | 期間 | 備考 |
|---|---|---|
| 水に浸けて冷蔵 | 4〜5日 | 毎日水を替える |
| 冷凍 | 約1ヶ月 | 水気を切って小分け。食感はやや落ちる |
| 塩漬け | 半年〜1年 | 塩を多めに。使う前に塩抜き |
| 干しわらび | 1年以上 | 戻してから煮物に |
ranreci データからの所見
ranreci が観測している楽天レシピのランキングでは、わらび関連のレシピはあく抜き・保存法そのものが継続的に上位に入ります。料理レシピよりも下処理の情報が求められているという点で、他の野菜とは需要の構造が異なる食材です。旬が短く、もらい物として突然手に入ることが多いのも、この傾向を後押ししていると考えられます。
「ワラビ」の下処理・下ごしらえ
RANRECI HOW-TOわらびのあくは水に溶ける性質なので、アルカリ性の湯に浸してひと晩置くのが基本です。重曹が手元になくても代用は効きます。以下は重曹を使う標準手順と、無い場合の代替を併記しています。
-
1
下ごしらえ
根元の硬い部分を1〜2cm切り落とし、穂先の開いた葉は手で摘み取ります(開きすぎたものは食感が悪く、あくも強い)。長さを揃えて耐熱容器かバットに並べます。洗うのはこの段階で軽くで構いません。
-
2
アルカリ剤をふる(重曹の場合)
わらび500gに対し重曹小さじ1(約3g)を全体に薄くふりかけます。入れすぎると繊維が溶けて溶けたようにドロッとするので、「ひとつまみずつ散らす」程度が適量です。多いほど早く抜けるわけではありません。
-
3
重曹がない場合の代替
木灰または草木灰をひとつかみ振る(最も伝統的で失敗が少ない)、または小麦粉大さじ4+塩小さじ2を熱湯に溶いて使う、あるいは米のとぎ汁を熱くして注ぐ方法があります。いずれもアルカリ性か、たんぱく質・でんぷんがあくを吸着する性質を利用しています。
-
4
熱湯を注ぐ
沸騰させた湯をわらびが完全に浸かるまで注ぎます。ここで再沸騰させて煮てはいけません。煮ると一気に柔らかくなりすぎて煮崩れます。落としぶたか皿を乗せて全体を沈め、そのまま常温で冷まします。
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5
ひと晩置いて水にさらす
8〜12時間置くと湯が茶褐色〜黒っぽくなり、あくが出た合図です。水で2〜3回すすぎ、きれいな水に30分〜1時間さらします。根元を少し齧って、えぐみがなければ完了。まだ苦い場合は水を替えてさらに数時間さらします。
この手順は ranreci 編集部が独自にまとめたものです。個別のレシピの作り方は各レシピの提供元をご確認ください。
「ワラビ」のよくある質問
- Q.重曹なしでわらびのあく抜きはできますか
- A.できます。最も確実なのは木灰(草木灰)で、わらび500gにひとつかみ振って熱湯を注ぎひと晩置く伝統的な方法です。灰も無い場合は、小麦粉大さじ4と塩小さじ2を熱湯1リットルに溶いた液に浸ける方法が有効で、小麦粉のでんぷんとたんぱく質があくを吸着します。米のとぎ汁を熱くして使う方法もあります。いずれも重曹と同じくひと晩浸けるのが基本です。
- Q.あく抜きに失敗して硬いまま(またはドロドロ)になりました
- A.硬いままの場合はあく抜き不足で、湯の温度が低かったか時間が足りていません。もう一度熱湯とアルカリ剤で浸け直せば救済できます。逆に溶けたようにドロドロになった場合は重曹の入れすぎか煮すぎで、これは戻せません。次回は重曹を500gあたり小さじ1に抑え、「熱湯を注ぐだけ、煮ない」を守ってください。
- Q.あく抜き後はどのくらい保存できますか
- A.水に浸けて冷蔵庫に入れ、毎日水を替えれば4〜5日です。長期保存なら、水気を切って小分けにし冷凍で1ヶ月ほど持ちます(食感はやや柔らかくなります)。塩漬けにすれば1年近く保存でき、使う前に塩抜きすれば通年食べられます。
- Q.わらびは生で食べられますか
- A.食べられません。わらびには「プタキロサイド」という物質が含まれ、生食は避けるべきとされています。この成分はアルカリ処理と加熱で大幅に分解されるため、あく抜きは味の問題であると同時に安全のための工程でもあります。必ずあく抜きしてから調理してください。
ワラビを使った人気レシピ
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よく一緒に使われる食材
「ワラビ」を使うレシピで頻出する他の材料 TOP8。
調理時間の分布
| 5分以内 | 5 |
| 約1時間 | 4 |
| 約15分 | 4 |
| 1時間以上 | 4 |
| 約30分 | 3 |
| 約10分 | 3 |
| 指定なし | 2 |
費用目安の分布
| 指定なし | 8 |
| 300円前後 | 7 |
| 100円以下 | 6 |
| 500円前後 | 3 |
| 1,000円前後 | 1 |